高血圧・糖尿病
高血圧
について
高血圧症(高血圧)とは、年齢や合併症によって基準は異なりますが、一般的には診察室で計測した収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上の状態を指します。
高血圧が持続することで動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞が引き起こされたり、心臓の機能が低下して心不全となったりするため注意が必要です。
高血圧を発症した場合、適度な運動や塩分を控えた食事などを心がけましょう。
こうした生活スタイルの是正で改善がみられない場合には、降圧剤を用いた血圧の管理を行います。
糖尿病
について
糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。
インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や、失明、腎不全、足の切断といった、より重い病気(糖尿病の慢性合併症)につながります。また、著しく高い血糖は、それだけで昏睡などをおこすことがあります(糖尿病の急性合併症)。
■ こんな症状はありませんか?
自覚症状がなく糖尿病になっていることに気がついていない方も多くいます。
糖尿病では、かなり血糖値が高くなければ症状が現れません。
■ 高血糖における症状には、下記のようなものがあります
① 喉が乾く、水をよく飲む
② 尿の回数が増える
③ 体重が減る
④ 疲れやすくなる 等
■ さらに血糖値が高くなると、意識障害に至ることもあります
症状がまったくないまま健診などで糖尿病が判明する方もいれば、急に高血糖の症状が現れて糖尿病が判明する方もいます。また、眼や腎臓の合併症の症状が現れて、初めて糖尿病と診断される方もいます。
早めの検査で、改善策を検討しましょう。